クロッグサンダルが大人に似合う。ラフすぎない、が魅力の名品6モデル

足のつま先から甲までを覆うように、ラウンドしたアッパーを持つクロッグサンダル。1番わかりやすいモデルといえば、『ビルケンシュトック』の「ボストン」でしょう。サンダルならではの気楽な履き心地はそのままに、つま先がしっかりと保護されているので安全性も十分。オープントゥのモノに比べて程良くかっちり感もあるため、着用できるシチュエーションの幅もグッと広がります。蒸れが気になる……、という人には『クロックス』などのようにベンチレーションを多く設けたクロッグサンダルがおすすめ。一体成形タイプなら水濡れにも強く、川遊びなどのアウトドアシーンでも活躍してくれますね。

なお、クロッグサンダルの元々は、木をくりぬいて作った木靴を指すものだったのだとか。ゆえに、フットベッドもしっかりと厚く作られたモデルが多いのも特徴なんです。今は素材こそ違えど、履き心地もクロッグサンダルを選ぶ長所といえるでしょう。サンダルの開放感と革靴のようなピシッと感、そして快適さが組み合わさったサンダルとして、夏の大人の足元に最適なんです。

サンダルは素足に履くのが基本。ですが、涼しさを感じる季節にはソックスと合わせてスニーカー感覚で取り入れるサンダル愛好家も増えています。もちろんクロッグサンダルも同様に、ソックスと合わせるのもおすすめ。そうすることでクロッグサンダルが本来有するシックな空気を、さらに加速させることが可能になります。

スライドタイプもソックスとのマッチングが可能ですが、クロッグサンダルなら防寒性にも期待ができます。アウトドア用の厚手のハイソックスやフリースソックスと合わせれば、寒い季節でも快適な履き心地を約束。冬はサンダルのオフシーズン……という固定観念も変えてくれるかもしれませんね。

ここでは初心者にもおすすめしたいクロッグサンダル6モデルをセレクト。古くから愛される定番からアウトドアブランドの1足まで幅広く紹介していくので、自身のスタイルにマッチするサンダルを選んでください。夏の定番、ショートパンツやワイドパンツとも好相性なクロッグサンダルはとっても重宝するので、取り入れない手はありません。

クロッグサンダルと言われていの一番に挙げられるのが、『ビルケンシュトック』の定番モデル「ボストン」。アッパーに風合いのあるソフトなスエードレザーを使用したモデルで、通年活躍してくれること請け合いの1足です。足馴染みの良いソフトな質感もうれしいですね。本アイテムはフットベッドに発泡ゴム層を追加することで、クッショニングもアップデート。アウトソールには変わらずEVAを採用しているので、軽さと耐久性は従来通りです。

アイテム2

アメリカ発の大人気シューズブランド『クロックス』を代表するファーストモデルがこの「クラシック」です。アッパー＆ソールに独自素材のクロスライトを採用しており、格別の軽さと快適なクッション性を実現しています。アッパーの全面にベンチレーションが設けられているので、足元を常に涼しく保ってくれるのもメリット。排水性も担保してくれるので、ビーチサンダルとしても適任ですね。なお『クロックス』ならではの魅力として、別売りのチャームによるカスタマイズが可能となっています。

アイテム3

アウトドアフットウェアを得意とする『キーン』。同ブランドでは近年「ユニーク」がその勢いを伸ばしていますが、この「ヨギ」も長く愛されているモデルになります。肉厚なソールと、射出成形による一体感あるフォルムは履き心地満点。アフタースポーツのリカバリーシューズとしてはもちろん、 ブラックなどのダークカラーを選べばオフィスサンダルとしても使用可能な高い汎用性を発揮してくれます。

アイテム4

メッシュをアッパーに採用した軽やかな見た目ながら、肉厚なEVAミッドソールが抜群のクッション性を提供してくれる「RXスライド」。リカバリーサンダルのカテゴリに属するアイテムらしく、やさしく沈み込むようなリラックス効果の高い履き心地を実現しています。さらにシームレスな作りで伸縮性にも優れるメッシュアッパーがもたらす、素足でこそ実感できる快適な着用感も売りです。

アイテム5

機能性とファッション性の両面で高い人気を誇るアウトドアブランドの雄『ザ・ノース・フェイス』。こちらは、アッパーにリサイクルレザーを使用することで高級感に訴求しつつ、ボトムユニットに衝撃吸収性と安定性に優れる XTRAFOAMテクノロジーを採用するなど、履き心地にもしっかり配慮した1足となっています。また、アウトソールにはコンディションの悪い路面にも対応するビブラムメガグリップラバーアウトソールを搭載。天候を気にせず履ける、というのもうれしい長所です。

アイテム6

最後も『ビルケンシュトック』。デザインもプライスもよりスマートになった「アムステルダム」は「ボストン」とよく似ていますが、同ブランドではルームシューズに位置するモデルとなります。しかしながら、フローリングを傷つけないように、とセットされたEVAソールは屋外での使用にも対応可能。フットベッドには変わらずコルクがMIXされているため、クッショニングも良好です。また、アッパーにはオーガニックルックのソフトな合成フェルトを採用しており足馴染みも上々。「ボストン」より印象がソフトなので、使い分けるのも面白そうですね。